うしろぐ

作ってあそぶよ

【EF-12】格ゲーキャラは自作できるッ!【Blender】

素材作ればなんでも組み込める3D格ゲーでおなじみのEF-12ですけれども、TGSへ向けてキャラクターコンテストが行われたので、参戦した記録を残しておくよ!

 f:id:lightwave:20130906180415j:plain
 
まぁ書くことが沢山あるんだ。デザインからモデリングからコンバートまでね。だから今回はまず、一番ややこしくて忘れそうな「Blenderからのコンバートで失敗しないためのメモ」から記事にするよ。(僕が忘れないうちに、ね。)
 
必要ツールのダウンロード
各ページから必要な物をDLするよ。EF-12専用フォルダを作ると便利。
全部展開して、Blenderはアドオンをインストールしておこう。
 
・EF-12フルパッケージ EF-12 Complete set(これがゲーム本体)
 
・FoolViewer(コンバーターとビューワー)
Blenderツール(現状2.67まで対応かな。過去のBlenderここから)
 
・G6Liteシンプルデフォーマ for Blender(ボーンとか練習用モデルとか)
 
PhotoShop用ddsファイル対応プラグイン (画像は全部この形式!)
 
作る前に、体型について
Blenderから出力するなら、体型はボーンに合わせるが吉。どんなにボーンを伸ばしてもゲーム中での関節位置は変わらない。その分、骨と肉がズレるんだ。モデルが出来るまでコレ知らなかったから、今回プロポーションの違いはボーンで無理矢理抑え込んだよ。あとTポーズもまっすぐ!
そうそう、指のボーンは現状用意されていないから、自然に見せるなら握った手を作ったほうがいいかも。

f:id:lightwave:20130906180851j:plain

 
ウェイトマップの罠
Blenderは普段、自動のウェイトでざっくり指定し、調整をウェイトペイントで行うだけで簡単設定できてしまう。だからこそ細かい設定を知らなかったし、調べても情報が見つからなかった。でもEF-12には【1頂点に割り当てできる最大ウエイト数は4】というルールが有り、これを超えるとポリゴンが欠けて表示される(分かりやすいよう、わざと消してるんだって)。この対策が一番の難関だったよ。

f:id:lightwave:20130906233436j:plain

  

さらに困った事があって、EF-12のBlender用ボーンは、腰から胸まで特殊な構造で、自動のウェイトでは腰(waist)にウェイトが入らないんだ。

f:id:lightwave:20130906233651j:plain

  

 そこでまず、自動のウェイト後、腰のウェイトをしっかり調整する必要がある。脚を開いたり腿上げしたりしながら、完璧なウェイト設定を目指すよ!

f:id:lightwave:20130906234103j:plain

 

 腰が出来たらあとは自動ウェイトに任せてしまいたい。でも自動のウェイトは遠慮無く4つも5つもウェイト重ねられてしまうんだ。ちょっと確認してみよう。

f:id:lightwave:20130906234803j:plain

 

 これらは、自動正規化をチェックして上から塗り込む作戦でも解決するんだけれど、丸一日失うくらい大変だったんだ。しかも何度か最初から塗りなおしたしね…。そんな中、便利な機能を見つけちゃったよ。これでイッパツ制限がかけられるみたい。低いウェイトから潰して、指定した数以上のウェイトを共有しないようにしてくれるんだ。

f:id:lightwave:20130906235806j:plain

  

これで欠けも無くなるかと思ったんだけど、まだ小さな穴が肩とか胸とかに出来ちゃった。その原因が名前のLやRが反転した頂点グループ。なぜ出来たんだろう?これらを削除したり、ウェイトの中身消したりすることで、ようやくスッキリ正常なデータが出来上がりだ。あとは実際に動いた姿を見て調整する。

f:id:lightwave:20130907000513j:plain

 

 出力、変換、ビューワーチェック

BlenderのExportからEF-12 Model(.dae)を選ぶ。
daeファイルをfoolviewerのDataフォルダ内Modelフォルダへコピー
・foolviewerフォルダのConvModel.batをダブルクリック
・コンバートが終わると、daeを入れたフォルダに.fmdl .fmdlaが作られる
・この状態でFoolViewer.exeでのチェックが可能
 
ゲームでチェック
このへんはもう公式のマニュアルが一番。.iniファイルの書き換えが難しそうに見えるけど、一度やれば慣れるちゃうよ。とってもカンタン!
 
ノーマルマップが変!?
締め切りの日、突然ノーマルマップが異常を起こして困った事があったので追記しておくよ。僕の場合は、不要なポリゴンが原因だった。焦るとうっかりミスしてしまうから気をつけないとね。

f:id:lightwave:20130907142622j:plain

f:id:lightwave:20130907142134j:plain

 

 
選択画面

f:id:lightwave:20130907143123j:plain

レンダリング画像を入れるだけだから、例がSIでもBlenderでも関係ないね。こちらでわかりやすく解説されているよ。
Blenderから背景透明の画像保存の仕方だけ分かってれば大丈夫、RGBAを選ぶの忘れずに! 
f:id:lightwave:20130907011558j:plainf:id:lightwave:20130907011553j:plain
PhotoShopに持ち込んだら.ddsのDXT5で保存。すでに用意されてるフォルダをコピーしてportrait_s.ddsなどそれぞれ上書きするといいね。

f:id:lightwave:20130907002602j:plain

 
 
・・・というわけで、「モデルが出来てる人向け」Blender出力のコツはこんなところかな。これからEF-12やコンバーターのバージョンアップでもっと簡単になるかもしれないけど、苦労した所をメモしておいたから皆も楽しんでみよう。自作のモデルを操作して遊べるの、思ったより嬉しいよ。
 
 次回!モデリングの話・デザインの話へ続く予定!
 
 
 

Disneyの3Dアニメーション教材がすごい。すごすぎる。

Disney Animated
1,000円
(2013.11.03時点)
posted with ポチレバ

Disney Animatedという1200円のiPad専用Appが今猛烈にアツい。内容を見れば書店で10倍の価格で扱っていたとしても買うであろう、ステキAppだったので紹介するよ!

f:id:lightwave:20130809193458j:plain

 

 Disneyはすごいね。何がすごいって、誰もがiPadで3Dキャラクターアニメーションを作れる時代を到来させてしまったんだ。今までにいろんな3DCGツールを使ってきたけど、まさかツールの切り替えひとつ無く3Dアニメーションが作れるなんて想像もしなかったよ。

 

トップ画面から、映画『シュガー・ラッシュ』主人公のヴァネロペに触れることで、これから紹介したいワークショップを始められる。誰もが作れるとは言ったものの、自動生成じゃない。だからこれは教材なんだ。でも操作方法は世界一シンプルで直感的だから、3Dアニメがどのように作られるのか知りたい人にも楽しめるし、パソコンの無いときに思いついた動作やポーズをメモしたい人にもいいと思う。

 

f:id:lightwave:20130809205020j:plain

 さあこれがワークショップの画面。再生ボタンを押すと、お手本アニメーションが再生されるね。画面の下は時間の流れと、その時のポーズを表しているよ。このポーズとポーズの間は自動的に動いてくれるんだけど、自分で作ったポーズは「キーフレーム」と呼ぶよ。黄色いボタンが「+」の時は追加、「-」の時は削除になるから覚えておこう。

 

それから、よーく見ると身体に透けて見える「線」と「点」、これがポーズを付けるために使うコントロールポイント。骨のようなもので、3DCGではボーンと呼ばれているよ。実際に操作するのは「点」の部分だけだ。

 

f:id:lightwave:20130809205303j:plain

 

どれか点に触れてみると、こんな白いコントローラーが表示されるね。「丸い範囲」を掴むと回転して、上下左右にある「十字」を掴むと移動ができる。まずはこれでポーズを付けてみよう。移動すれば操り人形のように、回転すればフィギュアにポーズを付けるように操作できるよ。

 

f:id:lightwave:20130809154113j:plain

 簡単に動かせた?気に入ったポーズが出来たら、右下の「人型」アイコンをタップ。MY POSESの+に触れると保存していつでも呼び出せるし、DISNEY POSESを選ぶだけでも楽しいね。

 

f:id:lightwave:20130809210045j:plain

 手のコントロールポイントは指を「グー」「パー」することが出来る。試してみて。

 

f:id:lightwave:20130809210540j:plain

3Dだから、いろんな方向からチェックして、おかしなポーズじゃないかチェックするよ。画面の何もない所から指を滑らせてクルクル回そう。

 

f:id:lightwave:20130809210957j:plain

じゃあ新しいアニメーション制作にチャレンジ。右上のファイルボタンを押して、「+」で新規だ。

 

f:id:lightwave:20130809211508j:plain

歩いたり走ったりのお手本があるけど、Blankを選ぼう。これで新しい自分のアニメーションが作れる。時間を進めてからポーズをつけると、その間の動きは自動で繋いでくれるよ。もし繋ぎ部分が理想と違ったら、中間にもう一つポーズを追加しよう。

 

それから、再生した時にもし動きが遅かったり早かったりしたらキーフレームを長押ししてみよう。ゆらゆらし始めたら左右に動かせるよ。もっとゆっくりアニメーションさせるには、左右どちらへ動かせばいい?再生ボタンを押して試してね。

 

f:id:lightwave:20130809213031j:plain

 

出力はFacebookTwitter、メールにカメラロール、YouTubeと様々。Twitterは静止画になるよ。

 

f:id:lightwave:20130809213506j:plain

驚くことに、実はこのワークショップ、アプリの中のほんの一部なんだ。過去から最新作まで、ディズニーアニメーションの資料と技術が信じられない量の画像と動画で紹介されているから、英語が分からなくても十分に楽しめるよ。

 

最後に、僕の作ったアニメーションを紹介するね。


My Vanellope animation - "Wake up" - YouTube

 

楽しい3Dアニメーションを!

Disney Animated
1,000円
(2013.11.03時点)
posted with ポチレバ

 

 

MacProで除菌もできる。そう、エリエールだからね。

新型MacProが発表されたとき、話題になったのがこのゴミ箱。あまりにそっくりでTwitterが大盛り上がりだった。

ideaco New TUBELOR ゴミ箱 ブラック

そして皆そろそろその話題は忘れた頃だよね。でも僕の中の憧れの炎はまだ消えちゃいなかったんだ。「あの黒い筒が欲しい…」

僕はとうとう気付いたんだ。「ウチにもあるじゃないか、うってつけの筒状のものが!」ってね。

エリエール 除菌できるアルコールタオル 本体100枚【HTRC3】

そう、それはいつも愛用しているウェットティッシュだったんだ。インテリアが好きな僕は、手放せないけど見た目にイケてない、この存在にちょっぴり不満を感じていたんだけど、気付けばこれもMacProの素質に満ちた円柱形をしていたんだよ!

すぐさまホームセンターへ走った。780円で染めQを手に入れ、さっそくスプレーしたんだけれど…見るからにムラだらけのまま呆気なく小さな缶を使い切ってしまった。

写真も撮れないほど絶望的な気分だったけど、まだ手はある。時間はかかるけどエアブラシで丁寧に塗装しよう。光沢トップコートも吹こう。幸い道具はウチにある。


そうして日が落ちた頃に完成したのがコレさ。どうだいこの真っ黒な円柱っぷり!

f:id:lightwave:20130725201835j:plain

パカッ。
もちろん実用性は失われていないよ。
f:id:lightwave:20130725201847j:plain

こうして僕もMacProへの憧れを形にすることが出来たというわけさ。ああ、もちろん真似してくれてかまわないよ。最新のハイエンド・ウェットティッシュを皆に自慢してくれ。テーブルの上に常備したくなる、お気に入りのアイテムになること間違いなしさっ!

f:id:lightwave:20130725210228j:plain

真っ暗闇!

f:id:lightwave:20130723095207j:plain
細かい説明は要らないね、世界共通の道のりを歩んでいる最中さっ。


僕はあまり本を読まないけれど、たまに本棚に目を向けると、なかなか良い本がキープされているんだ。
気が向いたらまた紹介するよ。
f:id:lightwave:20130723095602j:plain

クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST

クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST "君がつくるべきもの"をつくれるようになるために

  • 作者: オースティンクレオン,Austin Kleon,千葉敏生
  • 出版社/メーカー: 実務教育出版
  • 発売日: 2012/09/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 2人 クリック: 29回
  • この商品を含むブログ (9件) を見る

モンスターズユニバーシティ良過ぎた!

初日に観てきましたよ、モンスターズユニバーシティ!
ワタシは何の情報もなく観たい派なので、すんごく良かったとしか感想いいません。ぜひ!劇場で!3Dで!(恒例のショートフィルムが3D必見ですッ)

で、毎度買ってるThe Art ofシリーズですが、日本語翻訳版が待てずに洋書でお買い上げしちゃいました。あまりにも美しいので、どんなアートワークを元に作っているのか気になって気になって。
f:id:lightwave:20130710224054j:plain

いや素晴らしい....
そしてとうとうアーティストの絵を3DCGが超える時代になったのだなと、技術の進歩にも驚きました。


さて絵本ですが、仕事と地球防衛軍4を言い訳に停滞気味です。しかし頭から離れることもなく、「映画に必ず用意されるカラースクリプトという手順を真似してみるとどうなるだろう?」などと考えていました。全体の色味の変化を通して見られるので、色による印象効果を高められるのでは、少なくとも大失敗には気付けるのではないかと期待。

やってみないと「何のためのモノなのか」を体感することも出来ないので、真似事からでも経験です。

f:id:lightwave:20130710225303j:plain

さっそくiPadで撮影した絵コンテの上から色を付けてみた、これから描くページの数々です。こうして見てる間にも「コレとコレは温かすぎるので、違う色も載せよう」などとアイデアが湧きます。小さく表示して俯瞰して見られるのが良いですね。

映画のそれと見比べると凄すぎてゲロが出ちゃうので、勉強させてもらいつつも適度に目をそらして、自信を潰さないようにします(笑)

ともかく、序盤で色には散々悩まされたので、時間がかかっても良い本になる可能性を追求して行こうと思いますよ!


地球防衛軍4届いたよ絵

すごい。EDFIAから悪い影響受けたらどうしようなんて杞憂でした。素晴らしい正当進化!ちょー楽しいっすまだ始めたばかりだけど!

で、今日のお絵描きもEDF4です。
そのうち兵器の威力と範囲が異常なことになり、オンラインがどえらいことになるに決まってますよね(笑)
f:id:lightwave:20130705210334j:plain

次に、先日の色付き。
ちょっと理想とは違う落とし所になっちゃいましたが、発売日を祝ってPIXIVに載せました。
f:id:lightwave:20130705210345j:plain

ちょっと違う絵を描くと、途端に上手くいかなくて悩みます。それは多分、描く対象をどれほど知っているか、なのです。知らないものを描くのに資料なしでは手に終えません。しかし、誰しもついつい何も見ずに描いてしまう。どれだけ普段目にするものも、いざ描くとなると、何も知らないことを思い知らされますよね。記憶スケッチとか。

ま、反省もそこそこに...じゃ、地球を守るお仕事へ行ってきますッ!!

地球防衛軍4発売を祝って絵を描こう!

ちょっと時間かけてイラスト描きたいので、通勤時間をこっちに回します!

何の縁か、それでもハチを描くことに(笑)
f:id:lightwave:20130703230510j:plain

こっちはずいぶん凶暴な巨大スズメバチくんですね!

地球防衛軍(通称EDF)というゲームをご存知でしょうか?PS2でシンプル2000シリーズとして2作発売され、あまりの完成度と今までにない面白さでクチコミが広まり、3作目にしてXBOX360でもフルプライスリリース、さらに海外開発での逆輸入版EDFIAが発売、そして2、3がPSP、PSVITAに移植されたという実力派のゲームです。

巨大な昆虫型宇宙生物を駆逐する、と説明すればあまり興味を持たれないかもしれませんが、一度誰かに勧められて遊ぶとその面白さに取り憑かれてしまいます。特に、怪獣映画のような巨大なスケール感の好きな方々は夢中になること間違い無しです。

殆どのゲームは一周クリアすれば満足してしまう私が、難易度すべてに挑み、無数の武器をコンプリートしたくなって何度も遊んでしまう唯一のゲーム。

新作発売のペースがとても長いので、明日には最新作の4が発売するなんて信じられませんが、嬉しすぎるのでファンイラストを描かずにはいられないのであります!

ぜひ検索して、動画を見てみてください。未プレイの方々には海外のゲームに比べグラフィックがイマイチと言われがちですが、実際にはスケール感と迫力の演出が凄まじく、これほど上手いゲーム会社は他にないでしょう。

Amazonで注文しちゃったので、実際に遊べるのは週末でしょうか...あー楽しみ!!