Blender2.67 freestyleでノンフォトリアル!
Blender2.67でfreestyleと呼ばれる線画機能が付きました。それを使用したBlender起動画面の公募用にと2〜3日必死になって作ったけれど、箸にも棒にも引っかからなかったCGのメイキング的なのを!
実はこの絵、2003年にLightWave3Dで作った自主制作映像のリメイクなんです。
動画が見つからないけど、こんなの。とっても熱い日、アライグマさん買ったばかりのアイスを水洗いして溶けちゃった。ガーン!みたいな内容。
LW用の超優秀なセルシェーディング用フリープラグインのunRealを使用して、線画も鉛筆調にし、セルシェーダーで暗くなった所には手書きの斜線連番を入れることで、アニメーションでも味のある感じにしたのを覚えています。
で、この時の水彩風背景CGは、一度レンダリングした画像をベースにPainterで水彩タッチに描き起こし、それをカメラからのプロジェクションでテクスチャにしていたんですね。
さてここからが今回の話。
今回は静止画なので、一枚で状況のわかる絵にレイアウトし、塗りの感じはコンポジットノードを使用して合成することにしました。
まずは建物つくって〜
店先にいろいろ置く物つくって〜
色付けて、マテリアルカラーだけ出力して〜
今回もPainterのデジタル水彩で、ユル〜く着彩。
前回のほうが解像度低い分、紙の質感出てますね。油断しました。
キャラクター達も、とにかく急いでモデリング。1日で揃えないと間に合わない!
Blenderはビューポートに落書きできるグリースペンシル があるので、テクスチャ描いたイメージを確認しやすいです。
そして肝心のFreestyleをテスト。
単純にキレイな線を出すのは簡単ですが、CGっぽくない所まで頑張ってこその機能アピールだと考え、あれこれ試しました。酔っ払って描いてるみたいな線w
背景も線を多重に設定してみましたが、キャラクターが乗ると邪魔臭く見えたので、そこそこにバランスどり。
この程度に抑えました。
それらの素材をくっつけて色調整して完成です!
これが素のレンダリングで・・
こう仕上がる。
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いかがでしょう?
3DCGでイラストっぽくするのって、手間がかかるのねぇ・・(他人事のように)
ちなみに、キャラクターをアニメ塗りっぽく2階調にすることも出来ますが、個人的に柔らかい質感がほしかったので使っていません。以前と同じく斜線を影に入れたかったのですが、コンポジットノード難しくてあきらめたBlender歴1年半でした。
他にも、アイス洗ってる蛇口から出る水を流体シミュレーションして、良い感じの飛沫が出るまで設定繰り返して、freestyle使ったらごちゃごちゃしたので飛沫を消すなんてドラマもありました。
起きてから眠るまで2日間、よくがんばりました!